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| Working languages: Japanese to EnglishJapanese to GermanGerman to English Spanish to GermanSpanish to EnglishGerman to SpanishEnglish to Spanish | norumaru NA Local time: 05:35 CEST (GMT+2)
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| Freelancer | | Translation, Editing/proofreading | | Specializes in: | | Poetry & Literature | Tourism & Travel | | Cooking / Culinary | Folklore | | Linguistics | Food & Dairy | | General / Conversation / Greetings / Letters | Journalism | | Sample translations submitted: 1 Japanese to German: Ukumanu Junsa/Wachtmeister Ukuma General field: Art/Literary Detailed field: Other | Source text - Japanese 奥間巡査
池宮城積宝
琉球の那覇市の街端れに△△屋敷と云ふ特種[#「特種」はママ]部落がある。此処の住民は支那人の子孫だが、彼等の多くは、寧ろ全体と云ってもよいが、貧乏で賎業に従事して居る。アタピースグヤーと云って田圃に出て行って、蛙を捕って来て、その皮を剥いで、市場に持って行って売る。蛙は那覇、首里の人々には美味な副食物の一つに数へられて居るのだ。それから、ターイユトウヤー(鮒取)サバツクヤー(草履造)、帽子編《ボーシクマー》…………さう云ふ職業に従事して居る。彼等は斯う云う賎業(?)に従事して居て、那覇市の他の町の人々には△△屋敷人《やしちんちゆ》と軽蔑されて居ても、その日常生活は簡易で、共同的で、随って気楽である。
榕樹《がぢまる》、ビンギ、梯梧《でいご》、福樹《ふくぎ》などの亜熱帯植物が亭々と聳え、鬱蒼と茂り合った蔭に群った一部落。家々の周囲には竹やレークの生籬が廻らしてある。その家が低い茅葺で、穢《むさくる》しい事は云ふ迄もない。朝、男達が竿や網を持って田圃へ出掛けて行くと、女達は涼しい樹蔭に筵を敷いて、悠長で而かも一種哀調を帯びた琉球の俗謡を謡ひながら帽子を編む。草履を作る。夕暮になって男達が田圃から帰って来ると、その妻や娘達が、捕って来た蛙や鮒を売りに市場へ行く。それをいくらかの金銭に代へて、何か肴と一合ばかりの泡盛を買って、女達はハブに咬まれないやうに炬火《たいまつ》を点《とぼ》して帰って来る。男達は嬉しさうにそれを迎へて、乏しい晩飯を済ますと、横になって、静かに泡盛を啜《すヽ》る。さう云ふ生活を繰り返して居る彼等は、自分達の生活を惨めだとも考へない。貧しい人達は模合《むええ》(無尽)を出し合って、不幸がある場合には助け合ふやうにして居る。南国のことで、冬も凌ぎにくいと云ふ程の日はない。斯うして彼等は単純に、平和に暮して居るのである。
だが、斯う云ふ人達にとっても、わが奥間百歳《うくまぬひやあくう》が巡査と云ふ栄職に就いた事は奥間一家の名誉のみならず、△△屋敷全部落の光栄でなければならなかった。支那人の子孫である彼等、さうして貧しい、賎業に従事して居る彼等にとっては、官吏になると云ふ事は単なる歓びと云ふよりも、寧ろ驚異であった。
そこで、奥間百歳が巡査を志願してると云ふ事が知れ渡ると、部落の人々は誰も彼も我が事のやうに喜んで、心から彼の合格を祈った。彼の父は彼に仕事を休んで勉強するやうに勧めた。彼の母は巫女《ユタ》を頼んで、彼方此方の拝所《ウガンジユ》へ詣って、百歳《ひやあくう》が試験に合格するやうにと祈った。百歳が愈々試験を受けに行くと云ふ前の日には、母は彼を先祖の墓に伴れて行って、長い祈願をした。
かうして、彼自身と家族と部落の人々の念願が届いて、百歳は見事に試験に合格したのである。彼と家族と部落民の得意や察すべしだ。彼等は半日仕事を休んで、百歳が巡査になった為の祝宴を催した。男達は彼の家の前にある、大きな榕樹の蔭の広場に集って昼から泡盛を飲んだり、蛇皮線を弾いたりして騒いだ。若い者は組踊の真似をしたりした。
それは大正△年の五月の或日の事であった。もう芭蕉布の着物を来ても寒くない頃だった。梯梧の赤い花が散り初めて、樹蔭の草叢の中から百合の花が、彼方此方に白く咲き出て居る。垣根には、南国の強い日光を受けて仏桑華《ぶつそうげ》の花がパッと明るく燃えて居た。
男達が、肌を抜いて歌ったり、踊ったり、蛇皮線を弾いたりして居る周囲には、女達が集って来て、それを面白さうに眺めて居た。その騒ぎの中に、わが奥間百歳は凱旋将軍のやうに、巡査の制服制帽をつけ、帯剣を光らせて、何処から持って来たのか、珍らしく椅子に腰を掛けて居た。娘達はあくがれるやうな、また畏れるやうな眼付で、彼の変った凜とした姿を凝視《みつ》めて居た。
かうして此の饗宴は夜更まで続いた。静かな夜の部落の森に、歌声、蛇皮線の響、人々のさざめき合ふ声が反響して、何時までも止まなかった。
奥間巡査は講習を終へると隔日勤務になった。彼は成績が良好な為め本署勤務を命じられた。それから彼は一日置きに警察署へ出て、家に居る時は大抵、本を読んで居た。家族は彼が、制服制帽をつけて家を出入するのが嬉しかった。さうして時々、家に来る人々が百歳が制服制帽で何処其処を歩いて居たと珍らしさうに話すのを聞くと、彼等は隠し切れない喜悦の感情を顔に表はした。さう云ふ人々はさも、彼に逢ふと云ふ事その事だけでも異常な事であるかのやうに喜んで話すのだった。さうして、中には、家の子供も将来は巡査になって貰はなければならないと云ふ者もあった。
月の二十五日には、百歳はポケットに俸給を入れて帰った。彼は初めて俸給を握る歓びに心が震へて居た。右のポケットに入ったその俸給の袋を固く握り乍ら、早足に彼は歩いた。家に着くと、彼は強いて落着いて、座敷へ上ってから、平気な風に、その俸給袋を出して、母に渡した。
「まあ」
と嬉しさうにそれを押し戴いて、母は中を検《あらた》めて見た。さうして紙幣を数へて見て、
「ああ、千百五十貫(二十三円)やさやあ[#「やさやあ」に傍点]。」
と云った。俸給はそれだけあると聞いて居たが、彼女は現金を見ると、今更ながら驚いたと云ふ風であった。
二、三ケ月は斯うして平和に過ぎた。だが、家族はだんだん彼の心が自分達を離れて行くのを感じ出した。彼はまた、部落の若者達を相手にしなくなった。すると、部落の人々も何時とはなしに彼に対して無関心になって行った。今や彼の心の中には、巡査としての職務を立派に果すと云ふ事と、今の地位を踏台にして、更に向上しようと云ふ事の外に何物もなかった。
その上に彼はだんだん気難かしくなって来た。家に帰って来ると、始終、家が不潔だ、不潔だと云った。さうしてその為めに屡々厳しく妹を叱った。殊に一度、彼の同僚が訪ねて来てからは一層、家の中を気にするやうになった。彼が怒り出すと、どうしてあんなに温順《おとな》しかった息子が斯うも変ったらうかと母は目を※[#「目+爭」、第3水準1-88-85]《みは》って、ハラハラし乍ら、彼が妹を叱るのを見て居た。
それが嵩じると、彼は部落の人々の生活に迄も干渉を始めた。彼は或日祭礼のあった時、部落の人々が広場に集ったので、さう云ふ機会の来るのを待ち兼ねて居たやうに、その群衆の前に出て話を初めた。それを見ると、彼等は百歳が部落の為めに何か福音を齎らすのであらうと予期した。何故なら、彼等は、彼等の部落民の一人である所の奥間百歳を巡査に出したことに依って、彼等は百歳を通して「官」から何か生活上の便宜を得るであらうと予想して居たのだったから。――租税を安くして貰ふとか、道路を綺麗にして貰ふとか、無料で病気を治療して貰ふとか……さう云ふ種類の事を漠然と想像して居たのであった。
所が、彼の話はすっかり彼等の期待を裏切ってしまった。彼は斯う云った。
「毎日、怠らずに下水を掃除しなければならない。夏、日中、裸になる事を平気で居る者が多いが、あれは警察では所罰すべき事の一つになって居る。巡査に見付かったら科料に処せられるのである。自分も巡査である。今後は部落民だからと云って容赦はしない。われ/\官吏は「公平」と云ふ事を何よりも重んずる。随って、その人が自分の家族であらうと親類であらうと、苟も悪い事をした者を見逃すことは出来ない。」
さう云ふ種類の事を――彼等の間ではこれまで平気で行はれて居た事を――彼は幾つも挙げて厳しく戒めた。さうして最後に斯う云ふ意味の事を云った。
「それから、夜遅くまで飲酒して歌を歌ふ事も禁じられて居る。酒を飲む事を慎んで、もっと忠実に働いて、金銭を貯蓄して今よりも、もっと高尚な職業に就くやうにしなけれはならない。」
彼がだん/\熱を帯びて、声を上げて、こんな事を言ひ続けて居るのを部落民は不快さうな眼付で見て居た。彼等は、彼が彼等と別の立場にある事を感じずには居られなかった。祭礼が終って、酒宴が始ってからも、誰も彼に杯を献《さ》す者はなかった。
時々、彼の同僚が訪ねて来ると、百歳はよく泡盛を出して振舞った。彼の家に遊びに来る同僚は可成り多かった。中には昼からやって来て、泡盛を飲んで騒ぐのが居た。どれもこれも逞しい若者で、話の仕方も乱暴だった。此の辺の人のやうに蛇皮線を弾いたり、琉球歌を歌ったりするのでなしに、茶腕や皿を叩いて、何やら訳の解らぬ鹿児島の歌を歌ったり、詩吟をしたり、いきなり立ち上って、棒を振り廻して剣舞をする者もあった。
おとなしい百歳の家族は、さう云ふ乱暴な遊び方をする客に対してはたヾ恐怖を感ずるばかりで、少しも親しめなかった。さうして、そんなお客と一緒に騒ぐ百歳を疎《うとま》しく感ずるのであった。
部落の人々は巡査といふものに対しては、長い間、無意識に恐怖を持って居た。そこで、初めの中こそ百歳が巡査になった事を喜んだものの、彼の態度が以前とはガラリと違ったのを見ると不快に思った。その上に彼の家へ屡々、外の巡査が出入するのを烟たがった。その巡査達は蹣《よろ》けて帰り乍ら、裸かになって働いて居る部落の人を呶鳴り付けたりした。そんな事が度重なると、彼等は百歳の家の存在をさへ呪はしくなった。部落の人達はあまり彼の家に寄り付かなくなった。
さう云ふ周囲の気分がだん/\百歳にも感ぜられて来た。さうなると彼は家に居ても始終焦々して居た。また途中で出逢った部落の人の眼の中に冷たさを感じると、自分の心の中に敵意の萠して来るのを覚えた。何となく除者《のけもの》にされた人の憤懣《いきどほり》が、むら/\と起って来るのを、彼は如何ともする事が出来なかった。
それに、彼は此の部落の出身であるが為めに同僚に馬鹿にされて居ると感ずる事が度々あった。
「△△屋敷の人間」
さう云ふ言葉が屡々、同僚の口から洩れるのを聞くと、彼は顔の熱《ほて》るのを感じた。百歳には此の部落に生れて、この部落に住んで居る事が厭はしい事になった。
そこで、彼は家族に向って、引越の相談をしたが、家族はそれに応じなかった。長い間住み慣れた此の部落を離れると云ふことは、家族にとっては此の上もない苦痛であった。それは感情的な意味ばかりでなしに、生活の上から見ても、殊に模合や何か経済上の関係から見ても不利益であったので。
さうなると、百歳は自分が部落に対して感じ出した敵意を如何にも処置することが出来なかった。彼は寂しかった。と云って、彼は同僚の中には、ほんとうの友情を見出すことは出来なかった。彼の同僚は多くは鹿児島県人や佐賀県人や宮崎県人で、彼とは感情の上でも、これまでの生活環境でも大変な相違があった。さう云ふ人達とは一緒に、泡盛を飲んで騒ぐ事は出来ても、しみ/″\と話し合ふ事は出来なかった。彼は署内で話をし乍らも、度々、同僚に対して、
「彼等は異国人だ。」
と、さう心の中で呟く事があった。彼等もまた、彼を異邦人視して居るらしいのが感じられて来た。彼は孤独を感ぜずには居られなかった。
それでも、彼の同僚が、彼の家に来て、泡盛を飲んで騒ぎ廻る事に変りはなかった。
その歳の夏は可成り暑かった。長い間、旱魃が続いた。毎日晴れ切った南国の眩しい日光が空一杯に溢れて居た。土や草のいきれた香が乾き切った空気の中に蒸せ返った。街の赤い屋根の反射が眼にも肌にも強く当った。――那覇の街の屋根瓦の色は赤い。家々の周囲に高く築かれた石垣の上に生えた草は萎えてカラ/\に乾いて居た。その石垣の中から蜥蜴《とかげ》の銀光の肌が駛《はし》り出したかと思ふと、ついとまた石垣の穴にかくれた。午頃《ひるころ》の巷《ちまた》は沙漠のやうに光が澱んで居た。音のない光を限り無く深く湛《たゝ》へて居た。
その中に、如何かして、空の一方に雲の峯がむくり/\と現はれて、雲母の層のやうにキラ/\光って居るのを見ると、人々はあれが雨になればよいと思った。午後になって、夕日がパッとその雲の層に燃え付いて、青い森や丘に反射してるのを見ると、明日は雨になるかも知れないと予期された。明るく暮れて行く静かな空に反響する子供達の歌声が、慵《ものう》く夢のやうに聞えた。
アカナー ヤーヤ
ヤキタン ドー
ハークガ ヤンムチ
コーティ
タックワー シー
夕焼があると、何時でも子供達が意味の解らぬなりに面白がって歌ふ謡《うた》である。だが日が暮れ切ってしまふと、その雲の層は何処へやら消えて行って、空が地に近づいて来たやうに、銀砂子のやうな星が大きく光って居るのが見えた。
さう云ふ昼と夜とが続いて、百歳も草木の萎えたやうに、げんなり気を腐らせて居た。職務上の事でも神経を振ひ立たせ(る)程の事はなかった。何となく、生きて居る事が慵くてやり切れないと云ふ感じを感ずるともなく、感じて居た。
こんな気持に倦《う》み切って居た或晩、彼は鹿児島生れの同僚の一人に誘はれて、海岸へ散歩に出た。
珊瑚礁から成って居る此の島の海岸の夜色は其処に長く住んで居る者にも美しい感じを与へた。巌が彼方此方に削り立って居るが、波に噛まれた深い凹みは真暗に陰って居た。渚に寄せて来る波がしらが、ドッと砕ける様が蒼い月光の下に仄白く見えた。何処か丘のあたりや、磯辺で歌って居る遊女の哀婉の調を帯びた恋歌の声が水のやうに、流れて来た。その声が嬌めかしく彼の胸を唆った。海の面から吹いて来る涼しい風は彼の肌にまつはりついた。彼の坐って居る前を、時々、蒼白い月光の中に、軽い相板《トンピヤン》らしい着物を纏った遊女の顔が、ぼんやりと白く泳いで行った。
その夜、散歩の帰りがけに百歳はその友達に誘はれて、始めて「辻」と云ふ此の市《まち》の廓へ行った。
高い石垣に囲まれた二階家がずっと連って居る。その中から蛇皮線の音、鼓の響、若い女の甲高い声が洩れて来た。とある家の冠木門を潜ると、彼の友達はトントンと戸を叩いて合図をした。するとやがて、
「誰方《たあ》やみせえが[#「やみせえが」に傍点]。」
と云ふ女の声が聞えて、戸が開いた。女は友達の顔を見ると、二コリと笑って見せた。
「入《い》みそー、れー、たい。」
二人は「裏座《うらざ》」に導かれて行った。 | Translation - German Wachtmeister Ukuma
von Ikemiyagi Sekihō
In der Nähe der Stadt Naha, der Hauptstadt von Ryukyu, gibt es eine Sondergemeinde1, die „X“-Dorf genannt wird. Die Bewohner sind chinesischer Abstammung und ein Großteil, um nicht zu sagen alle, sind arm und leben von niederen Arbeiten. Froschfänger gehen in die Reisfelder hinaus, fangen Frösche, ziehen ihnen die Haut ab und bringen sie zum Markt, um sie zu verkaufen. Bei den Leuten aus Naha und dem nahe gelegenen Shuri werden Frösche nämlich als Delikatesse angesehen. Dazu kommen Karauschenfang, das Herstellen von Strohsandalen, das Hutflechten... solchen Beschäftigungen gehen sie nach. Weil sie solche niedrigen Arbeiten verrichten, werden sie zwar von den Leuten aus den anderen Vierteln Nahas geringschätzig „die X-ler“ genannt, aber sie führen ein einfaches, gemeinschaftliches und recht sorgloses Leben.
Die Häuser der Sondergemeinde stehen im Schatten des üppigen Blätterdaches hoch aufragender Banyan-, Zürgel-, Korallen- und Mangostanenbäume und anderer subtropischer Pflanzen. Jedes von ihnen umgibt ein simpler Flechtzaun aus Bambus. Dass die Hütten mit ihren niedrigen Grasdächern recht schäbig ausfallen, braucht wohl kaum erwähnt zu werden. Morgens, wenn die Männer mit Stangen und Netzen auf die Reisfelder hinausgehen, breiten die Frauen in der Kühle des Baumschattens Strohmatten aus und bauen gemächlich Bambusrechen oder flechten, traurige Balladen der Ryukyus singend, Hüte und Strohsandalen. Wenn es Abend wird und die Männer zurückkommen, gehen ihre Frauen und Töchter zum Markt, um die frisch gefangenen Frösche und Karauschen zu verkaufen. Wenn sie diese zu etwas Geld gemacht haben, kaufen sie ihren knappen Go2 Awamori3 und etwas zu essen dazu und kehren heim, wobei sie Fackeln anzünden, damit sie nicht von den Habu-Schlangen gebissen werden. Daheim werden sie freudig von den Männern begrüßt, die sich, nachdem sie ihr mageres Abendmahl beendet haben, ausstrecken und schweigend ihren Awamori nippen. Sie fristen so tagein, tagaus ihr Dasein und finden ihr Leben keineswegs elend oder unglücklich. Da sie arm sind, legen sie ihr Geld in einer Gemeinschaftskasse zusammen, um sich über schlechte Zeiten hinweg helfen zu können. So weit im Süden sind auch nicht einmal die Wintertage hart zu überstehen. So leben sie einfach und in Frieden.
So war es gerade für diese Leute etwas Besonderes, dass es mit Ukuma Hiyaaku einer von ihnen bis zum hohen Posten eines Wachtmeisters der Polizei brachte, und es brachte nicht nur der Familie Ukuma4 hohes Ansehen, es war eine Ehre für das gesamte Dorf. In den Augen dieser armen, chinesisch-stämmigen, niedrigste Arbeiten verrichtenden Menschen bedeutete ein Beamtenposten nicht nur einen einfachen Anlass zur Freude, sondern war ein wahres Wunder.
Als bekannt wurde, dass Ukuma Hiyaaku sich für den Wachtmeisterposten gemeldet hatte, freuten sich die Dorfbewohner, als wäre es ihr eigenes Glück, und beteten von Herzen für seine Annahme. Sein Vater befreite ihn von der täglichen Arbeit, um ihn beim Lernen zu unterstützen. Seine Mutter heuerte eine Priesterin an und ging mit ihr zu allen möglichen heiligen Orten, um für Hiyaakus Erfolg bei der Prüfung zu beten. Als endlich der Tag vor Hiyaakus Prüfung gekommen war, nahm seine Mutter ihn mit zum Grab seiner Vorfahren und betete lange.
Und so erfüllten sich Hiyaakus eigene Wünsche, die seiner Familie und die der Menschen des gesamten Dorfes, als er die Prüfung vorbildlich bestand. Es war ein wahrer Triumph für ihn, seine Familie und die Dorfleute. Einen halben Tag lang ließen sie die Arbeit ruhen und veranstalteten ein Gelage zu Ehren von Hiyaakus Ernennung zum Wachtmeister. Die Männer versammelten sich im Schatten eines großen Banyanbaumes vor seinem Haus und feierten den ganzen Nachmittag, Awamori trinkend und Sanshin5 spielend. Die Jungen und Mädchen gaben ihre spielerischen Imitationen der ryukyuischen Tanzschauspiele zum Besten.
Das war an einem Tag im Mai in den frühen 1920ern. Es war schon warm genug, dass man im leichten Kimono aus Bananenfaserstoff nicht fror. Die roten Blüten der Korallenbäume hatten schon zu fallen begonnen, und im Gebüsch im Schatten der Bäume steckten hier und da die Lilien ihre weißen Blüten heraus. In den Hecken glühten in der starken Sonne des Südens die Hibiskusblüten. Die Männer, die Oberkörper entblößt, sangen, tanzten und spielten Sanshin, und um sie herum hatten sich die Frauen versammelt, die alles sichtlich erfreut verfolgten. In der Mitte dieses Tumultes sah unser Ukuma Hiyaaku etwas seltsam aus, wie er auf einem Stuhl saß, den irgendjemand für ihn herausgestellt hatte, wie ein siegreicher General, in Wachtmeisteruniform und Mütze, den Säbel an seinem Gürtel blitzen lassend. Die Frauen beäugten bewundernd und etwas eingeschüchtert seine ungewohnt Ehrfurcht gebietende Gestalt.
So ging das Gelage weiter bis tief in die Nacht. Gesang, die Klänge der Sanshin und die Stimmen und Geräusche der Feierlichkeiten schallten noch lange durch den sonst stillen, nächtlichen Wald des Dorfes.
Nach abgeschlossener Ausbildung hatte Wachtmeister Ukuma jeden zweiten Tag Dienst. Wegen seiner guten Noten war er zum Dienst in der Zentrale berufen worden. Er ging jeden zweiten Tag aufs Revier, und wenn er zu Hause war, las er Bücher. Die Familie erfüllte es mit Stolz, ihn in Uniform und Dienstmütze im Hause ein und aus gehen zu sehen. Wenn sie die Leute, die von Zeit zu Zeit im Hause vorbei kamen, erzählen hörten, sie hätten Hiyaaku dort und dort in voller Montur entlang marschieren gesehen, konnten sie ihre Freude nicht verbergen, sie stand ihnen deutlich ins Gesicht geschrieben. Die Leute sprachen dann auch über das Treffen wie über einen besonderen Anlass. Manche von ihnen erhofften sich jetzt auch von den Kindern ihrer Familie, sie würden Polizisten werden.
Am 25. des Monats kam Hiyaaku nun mit seinem Lohn in der Tasche nach Hause. Vor Freude, seinen ersten Lohn in der Hand zu halten, flatterte ihm das Herz. Die Lohntüte in seiner rechten Tasche fest umklammert, lief er mit eiligen Schritten. Zu Hause angekommen, zwang er sich, sich zu beruhigen, dann betrat er, sich gelassen gebend, das Wohnzimmer, holte die Lohntüte heraus und übergab sie seiner Mutter.
„Aah!“ sagte sie freudig und nahm den Umschlag entgegen, den sie respektvoll hoch hielt, während sie versuchte, den Inhalt zu untersuchen. Dann zählte sie die Geldscheine und sagte „Aah, 23 Yen6. Nicht sehr viel.“ Sie hatte gehört, dass der Lohn nicht mehr war, wirkte aber trotzdem überrascht, als sie das Geld mit eigenen Augen sah.
So vergingen zwei, drei friedliche Monate. Allmählich aber bekam die Familie das Gefühl, Hiyaaku sei dabei, sich im Herzen von ihnen zu entfernen. Er verbrachte kaum noch Zeit mit den anderen jungen Leuten aus dem Dorf. Dadurch wurde er auch den Leute aus dem Dorf langsam gleichgültig. Im Herzen dieses neuen Hiyaaku gab es nichts anderes mehr als die geflissentliche Erfüllung der Pflichten eines Wachtmeisters und wie er seinen Posten als Sprungbrett zum weiteren Aufstieg nutzen konnte.
Obendrein wurde er Stück für Stück griesgrämiger. Wenn er nach Hause kam, bemängelte er andauernd, wie schmutzig das Haus sei, wie schmutzig. Unablässig hielt er seiner kleinen Schwester strenge Standpauken darüber. Besonders, als einmal Kollegen von ihm zu Besuch kamen, regte er sich über den Zustand des Hauses auf. Er bekam einen Wutanfall, und seine Mutter, die mit weit aufgerissenen Augen zusah, wie er mit seiner Schwester schimpfte, fragte sich bestürzt, warum ihr sanftmütiger Sohn sich so verändert hatte.
Es wurde immer schlimmer, zumal er sogar damit anfing, sich in das Leben der anderen Bewohner der Sondergemeinde einzumischen. Als die Dorfbewohner sich einmal an einem religiösen Feiertag auf dem Dorfplatz versammelt hatten, trat er, als hätte er auf die Gelegenheit nur gewartet, vor die Menschenmenge und begann zu reden. Als sie das sahen, erwarteten sie zuerst irgendwelche guten Neuigkeiten für das Dorf. Sie nahmen an, sie könnten über Hiyaaku, als Polizisten und Bewohner des Dorfes, irgendeine Vergünstigung von „der Regierung“ bekommen haben.
Vielleicht niedrigere Steuern, oder eine Reinigung und Ausbesserung der Straße, oder kostenlose Krankenpflege... so etwas in der Art.
Seine Ansprache jedoch enttäuschte ihre Erwartungen gründlich und vollständig.
„Die Abwassergräben müssen jeden Tag gründlich gereinigt werden. Im Sommer laufen viele von euch mitten am Tage nackt herum, von Polizeiseite aus ist das eigentlich an Ort und Stelle zu bestrafen. Wenn ihr so von einem Polizisten erwischt werdet, blüht euch ein Bußgeld! Ich bin auch ein Polizist. Von jetzt an werde ich kein Auge mehr zudrücken, nur weil ihr aus dem gleichen Dorf seid. Wir Beamten legen vor allem anderen Wert auf Unparteilichkeit. Also können wir auch nicht über das kleinste Vergehen hinwegsehen, auch wenn der Täter zur Familie oder Verwandtschaft gehört.“
Solche Dinge – Dinge, an die sie bis dahin keinen einzigen Gedanken verschwendet hatten – brachte er nun alle hervor, und tadelte sie streng dafür.
„Und das Schnapstrinken und Singen bis spät in die Nacht ist auch verboten. Ihr müsst euch mit dem Trinken zurückhalten, fleißiger arbeiten und euer Geld sparen, dann könnt ihr auch bessere Arbeit bekommen!“
Er hatte sich in Rage geredet und fuhr fort, mit erhobener Stimme solche Reden von sich zu geben, während die Dorfbewohner unangenehm berührt zusahen. Sie konnten es kaum ertragen, dass Hiyaaku sich nun in einer anderen Stellung sah als sie. Auch als die religiösen Feierlichkeiten vorbei waren und das Gelage begonnen hatte, fand sich daher keiner, der ihm ein Glas angeboten oder mit ihm angestoßen hätte.
Wenn seine Kollegen zu Besuch kamen, bewirtete er sie gut mit Awamori. Seine Kollegen besuchten ihn ziemlich oft zu hause. Ab mittags tauchten sie bei ihm auf, tranken Awamori, lärmten und vergnügten sich. Diese starken jungen Männer waren laut und grob. Sie spielten nicht Sanshin und sangen die Ryukyu-Balladen wie die Leute aus der Gegend, sondern schlugen auf ihre Teeschalen und Teller und sangen unverständliche Lieder aus Kagoshima oder rezitierten chinesische Gedichte, und manchmal stand einer von ihnen plötzlich auf und führte, seinen Schlagstock herumwirbelnd, einen Schwerttanz auf.
Der Familie des einst so ruhigen Hiyaaku wurde vor den Gästen, die sich auf so wilde, rohe Art die Zeit vertrieben, Angst und Bange, so dass sie sich nicht auch nur ein bisschen mit ihnen anfreunden konnten. Besonders ärgerten sie sich über Hiyaaku, wie er mit diesen Gästen zusammen Krach schlug und sich vergnügte.
Schon seit langer Zeit fürchteten sich die Leute der Sondergemeinden instinktiv vor der Polizei. Als sie nun also sahen, wie sich das neue Verhalten Hiyaakus, über den sie sich am Anfang noch so gefreut hatten, weil er es zum Wachtmeister gebracht hatte, so vollständig von früher unterschied, wurden sie besorgt und ärgerlich. Sie waren auch von den fremden Polizisten, die ständig in seinem Hause ein und aus gingen, eingeschüchtert. Wenn diese Polizisten torkelnd heimkehrten, riefen sie manchmal den nackt arbeitenden Dorfbewohnern hinterher. Je häufiger so etwas vorkam, desto verhasster wurde ihnen die bloße Existenz von Hiyaakus Haus in ihrer Mitte. Sie vermieden es schließlich, in seine Nähe zu gehen.
Diese veränderte Stimmung in seiner Umgebung begann auch Hiyaaku langsam zu spüren. Er war ständig unruhig und verstimmt, wenn er daheim war. Wenn er unterwegs Dorfleute traf und die Kälte in ihren Augen sah, fühlte er auch in seinem eigenen Herzen Feindseligkeit aufkeimen. Ohne etwas dagegen tun zu können, erwachte in ihm der wallende Zorn darüber, nun der Ausgestoßene zu sein.
Noch dazu hatte er oft das Gefühl, seine Kollegen würden sich über ihn lustig machen, weil er aus der Sondergemeinde kam.
Immer wieder passierte es, dass er mitbekam, wie ihn seine Kollegen als „den X-ler“ bezeichneten, und dann spürte er, wie sein Gesicht zu glühen begann. Dass er in dieser Sondergemeinde geboren war, in dieser Sondergemeinde wohnte, war ihm peinlich geworden.
Also wandte er sich an seine Familie, um einen Umzug vorzuschlagen, aber davon wollten sie nichts hören. Für sie gab es kaum einen schlimmeren Gedanken, als sich von dem Dorf, das sie in der langen Zeit, die sie hier schon lebten, lieb gewonnen hatten, trennen zu müssen. Es waren auch nicht nur emotionale Gründe, sondern es wäre, vor allem wegen der Gemeinschaftskasse, auch aus wirtschaftlichen Gesichtspunkten problematisch gewesen und hätte sie nur noch ärmer gemacht.
Daher war gegen Hiyaakus Feindseligkeit gegenüber der Sondergemeinde keine Abhilfe zu schaffen. Er wurde immer einsamer. Auch unter seinen Kollegen konnte er keine echten Freunde finden. Die meisten von ihnen waren aus Kagoshima, Saga oder Miyazaki und unterschieden sich so wohl in ihren Gefühlen als auch in ihren bisherigen Lebensumständen grundsätzlich von ihm. Er konnte mit diesen Leuten zwar Awamori trinken und feiern, aber nicht wirklich vertraut mit ihnen sprechen. Sogar während er mit ihnen auf der Station redete, murmelte es tief in ihm drinnen: „Das sind Fremde.“ Er spürte zudem, dass auch sie ihn als Außenseiter betrachteten. Er konnte gar nicht anders, als sich einsam zu fühlen.
Trotzdem änderte sich nichts daran, dass seine Kollegen zum Awamori trinken und feiern zu ihm ins Haus kamen.
Jener Sommer war ziemlich heiß. Er brachte eine lange Dürrezeit. Jeden Tag durchflutete der grelle Sonnenschein des Südens den wolkenlosen Himmel. Ein schwüler Duft von Erde und Gras durchzog die staubtrockene Luft. Der kräftige rote Widerschein der Dächern der Stadt lag auf den Augen und der Haut der Menschen. In Naha sind die Ziegel der Dächer nämlich rot. Das Gras, das auf den hohen Steinmauern, die jedes Haus umgaben, wuchs, verwelkte und vertrocknete knisternd. Dachte man, man hätte den Silberglanz der Haut einer auf diesen Mauern umher flitzenden Eidechse entdeckt, war sie schon wieder in einem der Löcher zwischen den Steinen verschwunden. Um Mittag herum flutete der Sonnenschein dicht und drückend wie in einer Wüste die Straßen. Sie waren randvoll mit diesem unendlich tiefen, lautlosen Licht.
Manchmal tauchte darin, wie eine Schicht Glimmererz funkelnd, irgendwoher eine Wolke auf, die sich in einer Ecke des Himmels wölbte, und die Leute wünschten, sie brächte Regen. Wenn dann am späten Nachmittag die Abendsonne den Rand der Wolke in Brand setzte und die Leute ihre Strahlen auf den grünen Wäldern und den Hügeln glänzen sahen, hofften sie darauf, dass es vielleicht morgen dann Regen geben würde. Der stille, vom Sonnenuntergang erleuchtete Himmel warf das Echo singender Kinderstimmen zurück, die wie aus einem melancholischen Traum klangen.
„Dem Affen aus dem Märchen ist das Haus abgebrannt
Lasst uns Vogelleim kaufen, um es zu reparieren“
Auch wenn sie die Bedeutung der Worte nicht verstanden, sangen die Kinder fröhlich dieses Lied, wann immer das Abendrot zu sehen war. Wenn der Himmel dann aber vollkommen dunkel geworden war, löste sich die Wolkenschicht irgendwohin auf, und es schien, als sei der Himmel näher an die Erde gerückt, an dem man unzählige Sterne wie Silberstaub funkeln sah.
Während so die Tage und Nächte ins Land gingen, welkte auch Hiyaakus Stimmung wie eine vertrocknende Pflanze dahin, und immer mehr schwand ihm der Mut. Nicht einmal seine Arbeit beruhigte ihn. Sein Leben begann, ihm unerträglich trostlos vorzukommen.
Eines Abends, als er diesen Trübsinn gründlich satt hatte, lud ihn ein Polizeikollege aus Kagoshima zu einem Spaziergang am Strand ein.
Sogar alteingesessene Anwohner bewunderten noch die nächtliche Aussicht auf das Korallenriff an den Stränden der Insel. Das Riff sah etwas abgeschabt aus, und an manchen Stellen hatten die Wellen tiefe, pechschwarze Höhlen hinein gebissen. Im blauen Mondlicht konnte man die Kämme der Wellen, die auf dem Weg zum Ufer plötzlich gebrochen wurden, in blassem Weiß ausmachen. Wie Wasser umflossen sie die traurigen Melodien von Liebesliedern, gesungen von Prostituierten irgendwo am Strand oder in den Hügeln. Ihre anziehenden Stimmen regten Hiyaaku an. Ein erfrischender Wind kam vom Meer herübergeweht und legte sich auf seine Haut. Ab und zu trieb nahe der Stelle, wo er saß, im Mondlicht das weiße, ausdruckslose Gesicht einer Prostituierten im leichten Tonpyan-Kimono vorbei. Auf dem Rückweg vom Spaziergang ging Hiyaaku in dieser Nacht, aufgefordert von diesem Freund, zum ersten Mal in das als Tsuji bekannte Rotlichtviertel der Stadt.
Die Straßen waren mit von hohen Steinmauern umgebenen zweistöckigen Häusern gesäumt. Aus ihnen drangen die Klänge von Sanshin und Handtrommeln und die hohen Stimmen junger Frauen auf die Straße. Hiyaakus Freund ging durch das überdachte Tor eines solchen Hauses und klopfte, ein bestimmtes Zeichen gebend, an die Tür. Nach einer kurzen Weile fragte eine Frauenstimme: „Wer ist da?“, und die Tür wurde geöffnet. Beim Anblick von Hiyaakus Freund zeigte die Frau ihr schönstes Lächeln. „Kommt herein,“ sagte sie, und die beiden wurden in ein Hinterzimmer geführt. | More Less | | Years of translation experience: 1. Registered at ProZ.com: Dec 2010. | | N/A | | N/A | | N/A | | Adobe Photoshop, Microsoft Excel, Microsoft Word | | CV available upon request | |
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