カタカナ英語
Thread poster: humbird
Dec 24, 2010

これは良い悪いの問題ではなく、みなさんが翻訳者としてどのように感じていらっしゃるのか、意見を伺いたいといつも思っていることなので、投票してみました。
最近特に、翻訳したものに非常に、場合によっては必要以上にカタカナ英語が多いというのが私の印象です。
こないだどなかたが「カタカナに逃げるのは翻訳者として負けだ」ということをどこかでいっていましたが、原則的には私もそういう立場です。
ですが編集を頼まれてなおしたカタカナが、またもとの翻訳者によってほとんど無視されているということは珍しくありません。ITやファッション、美容製品など用語が毎日生まれている分野ですと、いちいち日本語に訳しているヒマがないのはわかりますが、進歩がもう少しゆるい分野、たとえば経済、金融、ビジネス、その他あまり技術系でないない分野では、日本語として定着しているものは少なくすくないはず、その方面を専門にしているのであればもちろん、そうでなくてもネットリサーチを丹念にすれば、しかるべき用語(日本語)は知っている、また必ず見つかるはずです。
それでやって見て、最終顧客から苦情が来て、はじめてカタカナ英語になおすというふうにしたいものですが、最終顧客と翻訳者の間にいろいろなひとが入ると、結局カタカナで無難に、ということになってしまう気がします。
こんな風なところが私の感想なのですが、この点について、みなさんの経験を聞かせていただければうれしく思います:D


 

Yasutomo Kanazawa  Identity Verified
Local time: 03:28
English to Japanese
+ ...
日本に住んでいる日本人と海外に住んでいる日本人の温度差 Dec 25, 2010

humbirdさん、こんにちは。

お気持ちよく分ります。

これは全くの私見ですが、国内に住んでいる日本人と外国に住んでいる日本人にかなりの温度差があるような気がします。

確かに今の日本の風潮はカタカナ英語が氾濫しています。仰られたIT、ファッション、美容関係以外にも医療関係や金融関係でもカタカナ英語(外来語)が多く見られます。その理由のひとつとしては、やはり海外から流入してくる言葉が多く、それらを日本語にいちいち直す必要がないという事実も否めませんし、直すと聞こえが悪い場合もあります。美容関係で一例を挙げると、「スキンケア」と言う言葉ありますが、日本語に直すと「お肌のお手入れ」になりすよね。どちらが消費者受けをするかと言えば、やはりスキンケアの方ではないでしょうか。実際、英語から入ってくる言葉も多いですが、元々外来語で入ってきた定着したものも多いし、日本語にできないものも多くあります。何例か挙げると、アルバイト、パート、テレビ等がその部類に入るのではないでしょうか。

海外に住んでいるとそういう意味で日本語にすごく敏感になるような気がします。それだけ日本語に触れる機会も国内に在住している人よりかははるかに少ないし、限られてしまいます。逆に国内に住んでいると、毎日「生きた」日本語に触れ、言葉は進化するものだということを嫌でも思い知らされます。

何でも日本語に直せばいい(翻訳)という考え方には私は基本的に反対です。翻訳してしまって逆に意味が通じなくなる場合や、逆に日本語にした場合若干不愉快に感じる言葉も外来語や和製英語にするとかなりオブラートに包まれた言い方になる場合もあります。

カタカナのままの方が一般的に通じるのであれば、それはそれで翻訳者としてどうするこもできませんし、私は変に手を加えて内容を理解しづらくするよりかは多少カタカナが入っていても読みやすく分かりやすい方を選びます。


 

humbird
TOPIC STARTER
ありがとうございました Dec 25, 2010

Kanazawa さん、貴重なご意見ありがとうございました。おっしゃっていることよくわかります。もちろんテレビをたとえば「遠隔映像機」、クリスマスを「キリスト生誕祭」と訳しましょう、なんていったらお笑いぐさですよね。
ですので、どこに線を引けばよいのかですよね。
この点でいろいろな立場(といってもみな翻訳者なので、翻訳者の立場からということなのですが)から、できるだけたくさん聞かせていただければうれしいな、と思って投票したわけです。


 

TAKAKO CN6YR
Japan
Local time: 03:28
Russian to Japanese
+ ...
興味深い題材ですね Dec 26, 2010

humbirdさんの投稿内容を読んで、自分の意見を代弁していただいてるような気分になりました。私も同じテーマで話しを聞いてみたいと思ったことがあります。

通訳・翻訳者仲間、あるいは外国語を良く知っている人と会話する時は、日本語に訳すと意味不明になるので、いわゆる横文字系(原語)の単語を多く使用します。時にその割合はかなり高くなります。しかしながら、業界とは関係ない人と会話をする時は、できるだけカタカナ系を使用しないようにします。英語などが不得手の人は多く、分かりにくい言葉をたくさん使用すると相手が困るかもしれないからです。

仰る通り、IT、ファッション、美容製品などはカタカナ語で溢れています。業界専門用語はどこもカタカナが多いですが、カタカナがたくさん並んでいる文書は読みにくいと感じます。ITの取扱説明書は助詞以外ほとんどカタカナという場合もあります。カタカナ率が高すぎると読む気が失せてしまうことがあります。英語をあまり知らない人が読んで、どのぐらい理解できているかわかりません。
日本人の性格上、理解できない、とハッキリ言う人は少ないので、黙って受け入れてるという感じです。ファッション系で9割近くカタカナ語で構成された文章があったため、英語を知らない友人にそれを言って、理解可能な文か確認したところ、「うん・・・、なんとなく・・・」という回答でした。
ファッション関係の単語は、カタカナを避けて日本語にすると、なぜかダサく響いてしまいます。それもカタカナ英語が増える要因なのでしょう。

新しい言葉が次から次へと生まれ、読む側もたくさん学ぶことを求められますから、カタカナ語に限ったことではないと思いますが、やはり常用漢字のような標準がいずれ必要になってくるのではないかと思います。クラシック文学の古い翻訳文を読むと、翻訳者は造語にしてでも日本語(漢字)に訳しています。昔のように翻訳者の人数が限られていた時代とは違い、翻訳がグローバル化する中で、安全かつ正しく意味を伝えるカタカナ語は増え続け、標準化がより難しくなっているので、その傾向に流されて行くという感じです。humbirdさんのようにできるだけ漢字を使用するように努めたこともありますが、訂正が多く入り、すべてカタカナ語に変えたこともあります(IT)。


 

Miyuki Ueno  Identity Verified
Japan
Local time: 03:28
Member
English to Japanese
言葉は常に変化しますね Dec 27, 2010

翻訳を仕事とする者として、文学だったら頑に日本語に固執しちゃうと思います。
ただ、数ヶ月単位で新語や造語が増えたりする日本の現状を思うと、カタカナ英語すらまだマシなんじゃないか?とすら思えて来るから不思議です。
とはいえ、やっぱり不必要なカタカナ英語には『胡散臭さ』すら感じてしまう事もありますね。
一時期テレビをにぎわせた、『ハイパーメディアクリエーター』なんて職業も、いまだに何をするのか?分からないままですし。。。
自分の感覚で、「これは嫌だな」と思う表現は使わないです。
リライトされてもそれは仕方ない事だし、好みの問題だと割り切っていますが。

最近ケーブルテレビの子供向けチャンネルを観ていて、ビックリしました。

「クリパコーデ」
「仲子」

意味が分からないのは、私に子供がいないから?と思ったのですが。
メディアが煽るように新しい言葉を作っているのか?
それともむしろメディアが後追いしているのか?
日本で生活していてもよく分かりません。

字幕翻訳等では、ちょっと前なら漢字で表記されていた言葉がひらがなになっていて、そういう部分でも日本語に対する日本人の姿勢がちょっと変化しているのかな?と思います。

ちなみに上記の言葉の意味ですが、

「クリスマスパーティーのためのコーディネイト」
「仲のいい子」

だそうです。

[2010-12-27 08:31 GMTに編集されました]


 


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